コットン産地の西アフリカ・ブルキナファソと、縫製・加工を行う東北の子供たちの教育に役立てています。
2010年、私たちはブルキナコットンと出会いました。
野生種に近く、ドライタッチでふんわり柔らかい独特の風合いに惚れ込みました。
西アフリカのガーナとサハラ砂漠に挟まれた内陸に位置するこの国は、人々はとても人なつっこく、子供たちの笑顔で溢れた平和な国です。
にも関わらず、5人のうち2人が5才まで生きられず、砂漠化が進んで作物の収穫が減少しているなど、WHOの世界最貧国の一つとされるほど過酷な生活環境であることを知りました。
戦争とは無縁の平和さゆえの因果でしょうか、難民や流血のない国への支援は「メディア映え」が大事な大企業やセレブ達の興味を引かず、天然資源も乏しく権益狙いの各国のODAも充分でなく、支援が集まりにくい国です。
長年コットンに関わってきた私たちは、この平和で過酷な国に何かできないかと考え、寄付金を価格に含めて、お買い上げのお客様全員で支援する「フレンドシップ デニム」を2010年からスタートしました。
2011年以降は、縫製と加工を東北で行っていた関係で、東北とブルキナファソに半分ずつ振り分け、国内と海外の2つの生産地を支援する形になっています。
以来、2023年までに2500万円を超える寄付をすることができました。
それもこれも、お買い上げのお客様のご理解があってこそ続いている事です。
今後とも、ご理解の程、何卒よろしくお願い申しあげます。
寄付金はJBFA(認定NPO法人 日本ブルキナファソ友好協会)に寄付され、現地のニーズに合った支援を行っています。
2010年・¥ 605,000
深井戸の設置
首都ワガドゥグー近郊のスラム、コムシルガに深井戸を設置
2011年・¥ 1,044,550
公立小学校開設
首都ワガドゥグー近郊のスラム、コムシルガに公立小学校の開設資金の一部に
この年の震災以降の販売分からブルキナと東北に50%づつ配分
2012年・¥ 1,310,750
農業研修センター開設
砂漠化に対抗できる農業技術の向上を目指します。
2013-14年・¥ 3,323,000
2年分を合算して2つめの公立小学校を同国で最も貧しい地域、ナビンケンセムの開校資金の一部に
2015年・¥ 1,319,000
ナビンケンセム小学校にソーラー電灯を設置
字が読めない大人のための夜間学校をスタート。
2016年・¥ 1,256,500
3つめの小学校「キードソメ小学校」の建設資金に活用されました。
2017年・¥ 1,073,688
4つめの小学校「マルー小学校」の建設資金に活用されました。
※小学校の数はフレンドシップデニムとしてカウント。
JBFAとしては10校を開校しています。(2018年現在)
私たちは、2001年の創業当時から東北を中心に生産してきました。
2011年以降、寄付金の半分を震災復興関連に寄付しています。
2011-12
日本赤十字震災義援金
2013年以降は、震災孤児・遺児への育英基金に寄付
震災で親を失った子供は、被災三県(岩手・宮城・福島)で1,852名にのぼります。
将来の復興の担い手となる子供たちの学びのために、各県の育英基金に寄付しています。
岩手県
宮城県
福島県
※寄付の金額は、被災児童の人数比率で配分しています。
岩手県583名(32%)・宮城県1,64名(58%)・福島県199名(10%)
(孤児=両親、遺児=片親)
※育英基金は学費の他、部活の用具購入や遠征費用、修学旅行費の補助の他、里親への支援、震災で心に傷を負った子供のケアなど、親を失った子供以外にも活用されます。
育英基金について大切なお知らせ
※2023年現在、育英基金は震災孤児・遺児が学校を卒業するまでに必要な金額をすでに大きくに上回っているとのことです。
このため、当該基金への寄付は一定の役割を果たしたと判断して、2023年1月末日をもって終了することと致しました。
寄付は終了致しますが、これまでと変わらず東北地区で生産する事で、
微力ながら、地域経済に貢献して参る所存です。
ブルキナファソ向けの寄付金はJBFAに寄付されます。
JBFAは、松山 倫政 代表が1995年に設立。
2003年には全国で13番目に「認定NPO法人」に認定されました。
認定NPO法人とは、国(現在は自治体)が認定して税制優遇が受けられる制度で、審査が非常に厳しく、NPO全体でわずか0.5%しかありません。
JBFAはこれまでに、小学校10、診療所6、深井戸41、公衆トイレ52、保健衛生指導、農業指導など、多くの支援を行っています。
特に学校開設では、現地の教育省と直接取り組み、貧しい住民に運営資金の負担が生じない「公立」として開設するなど、持続可能性が高い優れた実績を上げています。
(公立でないと、先生や備品などの費用負担が貧しいPTAに生じ、短期間で廃校になることも。)
JBFAは、ブルキナファソ国家功労勲章(ブルキナファソ政府)、社会貢献者表彰(日本財団)など多数の受賞歴があり、名誉会長を駐日大使館のフランソワ・ウビダ特命全権大使が務めるなど、信頼性の高い団体ですので、現地のニーズに合った支援を柔軟に行えるよう、当寄付金の支援先および使途はJBFAに一任しています。
また、継続的なフレンドシップデニムの活動が認められ、2015年より弊社代表の鶴丸直樹がJBFAの理事に就任しました。
毎年8/1〜7/31の販売数量を集計して、8月末までに各団体に送金します。